最近、人は33歳までに音楽的嗜好が固まるという話を聞きました。
これは非常に興味深い話ですね。なんでかな??と、考えてみました。
結論、33歳で音楽的嗜好が固まる理由としては『感情を揺さぶる体験にリンクするプレイリストが完成するから』が僕の答えです。
説明しますね。
僕は今年で33歳ですが、最近は昔に比べて新しい音楽を聴く機会が明らかに減っています。
あなたはどうですか?
音楽は聴くけど、『昔から好きな曲』しか聴いてない。という方がほとんどかなーと思います。
で、その『昔から好きな曲』って25歳くらいまでの年齢で聴いてた曲じゃないですか?
むかし北海道をバイクで旅した時に、湖のほとりのキャンプ場で美しい夕陽を見たんです。
その時に聴いていた曲がジュディアンドマリーの『イロトリドリノセカイ』って曲だったんです。
北海道の美しい夕陽と曲があまりにマッチしていて、何だがよく分からないけど涙が出てきました。
『イロトリドリノセカイ』を聴くたびに僕はその時のことを思い出します。ジュディマリの楽曲で1番好きな曲です。
こんな感じで、好きな曲を聴いた時には必ず『感情を揺さぶる体験』もセットでついてきます。
で、25歳くらいまでってそういう『感情を揺さぶる体験』ってたくさんある。
当然そこにリンクする曲もたくさんあって、イコールその曲が『好きな曲』となる。その曲は30になろうが40になろうが、ずっと大切に聴きますよね。
失恋した、感動した、嬉しかった、楽しかった、寂しかった、いろんな感情を揺さぶる体験があって、そのときに聴いてた曲がその体験とリンクする。
で、30過ぎると『感情を揺さぶる体験』にリンクするプレイリストが自分の中で出来上がる。それは人生のイベントを大方消化したと言い換えてもいい。
さっきの話でいうと、今後『綺麗な夕陽を見て感動した体験』をしている時は、自分のプレイリストから『イロトリドリノセカイ』を引っ張り出して聴けばよい。
あえて新しくその場面にリンクする曲を探す必要はもうないのだ。
『感情を揺さぶる体験』にリンクするプレイリストが完成すると、人は新しい曲を聴かなくなるのだ!!
そもそも、『新しい曲』を聴くのって実はかなり体力を使う。
カラオケで自分が知らない曲を聴いてる時間ってキツいけど、そんな感じ。
これどーゆうことかっていうと、33歳超えると『新しいものを受け入れる体力』みたいなものが年々無くなってくる。ってことにもなる。
この辺からオッサン化が始まる。
良くない!これは良くない!!
『新しいものを受け入れる体力』が衰えないようにこれからも新しい音楽を聴くぞ!!
では。