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オーナーシェフの河瀬です。

ロックンロールと料理と表現すること

ロックンロールは好きですか?

 

僕は大好きです。ロック。

 

なぜ好きかというとカッコいいから。では、なぜカッコいいのか?そもそもロックってなんだ??

 

僕はずっーと考えていました。そんで一応自分なりに答えが出たので発表します。

 

ロックとはなにか…?と聞かれたら、それは〝カッコ悪いもの〟であります。〝ダサさ〟と言い換えてもよい。

 

カッコ悪さに内包されたカッコ良さ。それこそがロックなのだ。

 

ロックってダサい。

怒りとか、憤りとか、そんな鬱屈としたよく分からない感情や、目を背けたい自分のドロドロした部分。そんな〝なんかよく分からないけどモヤモヤする感じ〟それをエレキギターにのっけてぶちかますんですよ。バカヤロー!クソやろー!っていってぶちかます。八つ当たりです。音楽の暴力。

 

そんでこの〝なんかよく分からないけどモヤモヤする感じ〟って誰もが持っている。夜中に意味もなく絶叫したくなるあの感じです。

 

そういう叫びたい夜にイヤホンから聴こえてくるものこそロックンロールなのです。だから聴いてる側もカッコ悪い。ポロポロ泣いちゃったりします。

 

ロックはこの〝なんかよく分からないけどモヤモヤする感じ〟を音にして表現する。

 

自分では表現できなかった感情をロックは変わりに表現してくれる。

 

僕は〝表現すること〟にはカッコ悪さがついて回ると考えます。表現するって自分をさらけ出すことだから。勇気がいる。人前で裸になるようなものです。恥ずかしいしカッコ悪い。

僕を含めて多くの人が、当たり障りないことばかり言ってしまう。これは表現することから逃げている。

 

でもたまにチ○コ丸出しで、すべてさらけだしてぶつかってくるヤツがいる。その姿はとてもカッコ悪い。

 

そうやってカッコ悪いながら、それでも自分を表現する人を見たときに生まれる感情が〝カッコ良い〟なのです。

 

それこそロックだ。

 

僕は料理人だが、料理人にとって『料理』は自分を表現する手段だ。皿の上に自分の人生をさらけだすのが料理人だ。それは時に、自分の未熟さを晒すことになるかもしれない。カッコ悪くあるかもしれない。これだってロックだ。音楽か料理かの違いでしかない。料理人として表現を追求している人はほんとにカッコいい。自分もそうでありたい。

 

『生きているってことはカッコ悪いかもしれない』ってマーシーも歌っている。生きている限り表現することから目を背けてはいけない。カッコ悪くても逃げてはいけない。カッコ良くありたいなら。

 

もちろんこんなブログを書いている僕もかなりカッコ悪い。つまり俺はロックなのだ。

 

ロックンロール!!

 

 

では。