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オーナーシェフの河瀬です。

アタマのネジと限界とパティシエ

かわせです。今日は、

 

ネジは何本か飛ばしておくと、今後の人生で強みになるよなーという話です。

 

 

 

昨日の夜、近くのお菓子屋さんで働いている若い女性がカウンターに来てくれて、色々話しました。

 

 

その女性はまだ10代。高校を卒業してすぐ今のお店で働くため、遠いところから1人滋賀県に出てきました。

 

専門学校には行かずに、パティシエの世界に飛び込んだのです。度胸があります。

 

パティシエの世界はとても厳しい、とよく聞きます。しかもその女性が働いているのは全国でも有名なお店。

 

僕『一日どれくらい働くのですか?』

 

と質問すると、

 

彼女『7時30分から2時までです』

 

とのこと。

 

もちろん昼の2時ではありません。夜中の2時まで。これにはさすがにビックリしました、、

 

1日18時間30分働く。しかも休みは週一回。

黒い…黒いすぎる。俺が働いていた職場の黒さが白く霞むくらい黒い。

 

まだ働き始めて間もないのだけど、同期はみんな辞めちゃったそうです。そりゃそうだろ。

 

しかし彼女は『辞めるつもりはない』とのこと。

 

『そういう世界だと思って入ったので別に大丈夫です!』

と、笑顔で話しておられました。肝の据わった娘じゃのう…

 

 

さてここで、今日のテーマである『ネジを飛ばす』という話です。

 

一日18時間働くなんて一般的に見たらむちゃくちゃです。頭のネジがぶっ飛ぶ。身体や精神を壊す危険性もある。

 

僕は長時間労働を擁護するワケではないけれど、若い時に過酷な条件に身を置いて、頭のネジを何本かぶっ飛ばしておくのはいいことかもしれない。と思う。

 

もちろん、身体や精神を壊してしまっては元も子もないから、そこは上手く自分をコントロールしないといけないけれど、、

 

 

限界までやるしか限界を知る方法はない。

 

そんで『だめだ、もう限界だ、無理だ!!』というところまでやっても意外と大丈夫だったりする。『あれ?まだイケるやん』てなる。

 

その瞬間アタマのネジが一つ飛ぶ。

 

限界のラインが上がる。というか限界までの距離が近づくイメージ。

 

つまり何が言いたいかというと、

限界は自分が思っているよりも遥か上にある。アタマのネジを一本づつ飛ばすことで、限界に近づけるんだぜ。ってこと

 

で、実は限界なんてモノはなく、結局自分の中で勝手に決めてる場合がほとんどだ。

 

アタマのネジがしっかりついてると、自分の限界をかなーり低く見積もってしまう。これは非常にもったいない。実際の限界は遥か上にあるのにね。

 

彼女はまだ10代。同年代の子たちはネジをしっかりとつけて大学生活を楽しんでいる。それもまた良いことだ。なにが正解とかはない。

 

『自分の店を持つことが夢』だと彼女は言っていた。僕はなんとなく『この人はやるだろうな』と思った。だってもう何本かネジ飛んでるんだもん。

 

 

飛ばしたネジの分だけ夢に近づく!

 

 

では。