飲食店経営で楽しんで稼ぐ!!

オーナーシェフの河瀬です。

知らないという事が一番恐ろしいという話

オリラジの中田さんが自身のユーチューブチャンネル『中田敦彦YouTube大学』で紹介していたマンガ、〝こんなに危ない!?消費増税〟が気になったので読んでみました。

 

マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税

マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税

 

結論としては、かなり胸糞の悪い内容でした。

 

10月から消費税が上がります。

なーんにも知らない僕は『まあ国が決めた事だし仕方ないよな2%くらい…10%なら消費税の額も分かりやすいし!』なんて思っていましたが、そんな呑気な事を思っていた自分を殴りたい。

 

そもそもなぜ増税するのか?消費税は何に使われているのか?誰が得をするのか?説明できますか??僕は出来ませんでした、しかしこのマンガを読んで少し分かりました。消費増税の裏にあるヤバイ真実が。

 

国の借金1000兆は嘘

我が国には1000兆円の借金があります!!

この借金を未来に残してもいいのか?!ダメだ!増税して財源を確保しなければならないのだ!!消費税上げるぞ!!!

 

 

誰もが一度は聞いた事のあるセリフですよね?

 

僕も素直に〝1000兆円てやべーなどうやって返すんだよ…〟なんて思ってました。

 

でも前から疑問だったんです。日本は一体誰から1000兆円ものお金を借りているのか??

 

このマンガによると、45%近くは日本銀行かららしい…日銀って政府の内部機関、子会社らしいんです。つまり、日銀と政府は一体のものであり正しくはこれは借金ではないそうなのです!マジかよ…

分かりやすく言えば家族内で金の貸し借りをしているようなもの!らしい。

 

でもまだ500兆の借金あるじゃねーか!

 

違うんです。

この500兆のほとんどが国内の金融機関からの借金なのです!

 

え?どういうことなの…!?

 

落ち着いて聞いて下さいね…

 

ここにお金を預けているのは誰か?僕たち国民です。

 

つまり『政府』が借りているお金の大半は『国民』つまり僕たちのお金なんですよ!!!!

 

我が国には1000兆円の借金があります!これは国民一人ひとりに割り当てると900万の借金となるのです!ヤバイんです!!なんていうのは真っ赤な嘘!!!

 

実際には逆!

政府が国民から借金しているのです。おいおい、ふざけんじゃねーよ!

 

政府『国民さん!900万円借してくれてありがとう。増税するから900万円返してね!』

 

という超ヤバイこと言ってるんですよお国は!冗談抜きで気分悪くなってきた。

 

日本は世界一の資産大国

しかし、いつもいつも論じられるのは国の借金の事ばかり!

みなさん!我が国の資産はどれくらいあるのかご存知ですか?

 

マジでビックリしたんですけど、日本は世界一の対外純資産保有らしいんです!その額なんと1000兆円!!!

 

え、、!?待ってくれよ…そんなに資産あんの?

じゃあ増税しなくても大丈夫じゃないの??

 

ていうか、なんでそれはテレビとかで言ってくれないんですかね、、?知られると何か都合が悪いのかなー?日本は借金大国です!って言った方が政府にとって都合がいいことが起こるのかなー??あれれー?

 

消費税の使い道

そもそも消費税が何に使われているのか?2014年に増税した時には、結局公約にあった社会保障には16%しか使われておらず、残りは用途不明なんていう話もあるし、消費税を取るならとるでしっかりと国のために役立ててほしい…

 

 

とか思っていたら更に胸糞わるい事が書いてありました。もう勘弁してください…

 

1989年に初めて消費税が導入されそうになった時、それはそれは大反対があったそうです。

消費税導入によって景気が悪化することは見えていたからです。

 

しかし導入された消費税。上がり続ける消費税。苦しむ国民。

特に僕みたいなちっぽけな自営業者にとって消費税は恐怖です、、、1年間の収益に掛かる消費税はかなりの額になります。大企業なんてもっと大変なんだろうなあ…

 

と思ったら違いました。

 

消費税が上がる代わりに下がっている税金があるのです。それが法人税です。

 

恐ろしい話ですが、消費税3%の時から密約があるらしく、大企業向けの法人税減税が行われているそうなのです…

 

つまり僕たちが血反吐を吐いて納めている消費税は大企業の法人税減税の穴埋めに使われているといっても過言ではないのです、、、

 

外ヅラだけは社会保障の充実に使います!なんて言っておいてウラではこのありさま。大企業は優遇、個人の小さなお店は増税に苦しめられる…あまりにひどすぎる。

 

 

しかも現状、日本はデフレなのです。

 

モノやサービスの価格が下がるデフレ。

飲食店を含むサービス業なんてめっちゃデフレでしょ。

 

このマンガによると、97年の3%→5%の消費増税から現在まで、サラリーマンのお給料は下がり続けているそうです。それに伴い家計の消費も下がり続けています。

 

消費増税は、消費者のサイフの紐を固くして消費を抑制する。外食は控えよう、、、となります。

その結果、お金が回らずお店は儲からず、給料は下がり最悪潰れる。デフレスパイラルというやつです。

 

現状でこんなにヤバイのに更に増税なんかしたら…考えるだけでゾッとします。

 

何より恐ろしいのは〝知らないこと〟

このマンガの主人公が言っていました。

目指すべきは『経済成長』なのだと!

だから経済をダメにする消費増税は絶対にダメ!

 

消費税が上がっても一般庶民の暮らしは苦しくなるだけ。今よりさらに1人ひとりの消費は減っていくのではないでしょうか?

お金が回らなければ経済が活性化することはありません…消費増税反対!!

 

しかも最初に僕は10%になったら計算しやすくて分かりやすいなーなんて呑気な事を書いておりました。確かに経営側の立場でみたら計算しやすい。

 

しかし!消費者側の立場でみた時、10%という〝分かりやすさ〟は消費行動にブレーキをかける!とありました。

 

8%って計算しにくいので、心理的に消費税を軽視してしまう傾向にあるらしいのですが、10%は簡単に計算できるため、買い物の時に意識してしまう。

その結果、更に消費は減るだろうと予測されているのです。な、なるほど…

 

 

まだまだ恐ろしい事がたくさん書いてありました…財務省のヤバさとかPBとか、、、ぜひ買って読んでみて下さい。何だったら貸します。

 

とりあえずは『中田敦彦YouTube大学』をみて下さい!

 

youtu.be

あっちゃんカッコいいー!ですよ本当に。絶対見て下さい。他の動画もめっちゃ面白いー

 

しかし、〝知らない〟ことや〝無関心でいる〟ことがいかに恐ろしいことか…消費税よりなによりも、何も知らない、いや知ろうともしてこなかった自分が一番恐ろしいという話でした。

 

とりあえずちゃんと選挙いかなきゃ…