樺沢紫苑 著 『インプット大全』を読みましたので、読書感想文を書きます。
以前読んだ『アウトプット大全』がとても勉強になった事もあり、インプット大全が出版されたと知り、即購入しました。今回は特に読書をする際のポイントが知りたかったので、その辺りを中心に書いていきます。
アウトプット大全の感想文はこちら
インプットは量より質!!
まずインプットとは何か?
頭の中にIN(入れて)してPUT(置く)でインプット!!
この本ではなんとなくのインプットを、ザルから水がすり抜けるように、情報が脳をすり抜けていく、ざる読み、ザル聞き、ザル見といっており、ほとんどの人がこの〝なんとなくのインプット〟をしてしまっている。と書いています。
皆さんは一週間前にスマホやテレビで見たり聴いたりした情報をいくつ覚えていますか?
多分ほとんどの情報を思い出せないのではないでしょうか?
量だけ無駄に多いインプットは全く意味がありません。
しかし、質の良いインプットは間違いなく学びの効率をアップさせます。
僕は最近読書にハマっています。しかしインプットの仕方を間違えてザル読みしてしまえば、本の内容は記憶に残らず、お金と時間をただ無駄にしただけの自己満足インプットで終わってしまいます。
せっかく読書をするなら学びとして効率よくインプットしたい!!
ではどうすればいいのか??
記憶に残る本の読み方をあげると
- アウトプット前提でインプットする。
- 〝3〟を意識して読む
- 速く読む、たくさん読むより深く読む
- 本を選ぶ
- 先入観を持たずに読む
です。
それぞれ解説します。
アウトプット前提でインプットする。
まずはアウトプット前提で本を読むことが重要です。本を読んだら気付きを誰かに話したり、感想をブログやSNSに書いたりしてアウトプットする事で記憶に残ります。(二週間に3回使った記憶は長期記憶として残りやすいそうです。)
つまりインプットしてもアウトプットしなければすぐに忘れてしまい何の意味もないのです。
そこで読書感想文です。
この本を読んだら感想文をブログに書くぞ!とアウトプット前提で読むと、〝あ、この内容面白いなメモっとこう〟〝ここは重要なので感想文に書こう〟という感じでとても効率よくインプットできます。
〝アウトプット大全〟を読むまでは本を読んではい終わり!と満足しちゃってました。一週間後には内容はほとんど覚えていない…これでは意味がありません。
読書感想文を書き始めてまだ間もないですが、とても記憶に残るので、良い本を読んだら読書感想文を書きましょう!
読むはインプット
書くはアウトプット
インプットとアウトプットは表裏一体。
読んで書くから読書です!!(この本で1番響いた言葉)
〝3〟を意識して読む
本を読む前に〝この本を読んで学びたい事〟を〝3つ〟書き出します。
今回の僕の場合は
- 効率の良いインプットのやり方
- 本の読み方
- インプットとは何か?
がそうです。
こうすれば、この情報に対するアンテナが立って、学びの効率がアップします。
脳が一度に記憶して処理できる情報は〝3つ〟までらしく、本の内容を全部インプットするぞ!と頑張っても脳に負担をかけるだけで無理なのです。
一冊の本から〝3つ〟の気付きが得られたら十分。という気持ちで尚且つアウトプット前提で読む!ことが最も学びを最大化するのです!
まずは月に3冊よんで3冊アウトプットする!を目標にしましょうとの事でした。
とにかくアウトプットが大切なのです。
そして本を読んだら〝3つ〟のTo Do(明日からやる事)を書き出してそれをやる!
そうする事で本の内容はしっかりと頭の中に残ります。
いろんな本に書いてますが、本を読んでその内容がいくら勉強になっても行動に移さなければ何の意味もないのです。
深く読む
速く沢山読むよりも、一冊の本を深く読むことが大切です。この本では『深読』といってましたが、これもアウトプット前提で読む事がポイントとなります。
まずは一冊の本を深く読めるようにする。
それが、出来るようになったら速読、多読で深く読む事を目指していきましょう。とあり、とにかく今は時間がかかるけど頑張ろう!と思いました。
本を選ぶ
深読するのは重要ですが、深読する本を間違えてしまうと悲惨な事になります。なので本を選ぶ能力も高めなければなりません。
僕の場合はYouTubeでビジネスに関する有益な動画を上げているYouTuberの方がおススメしている本を中心に買っています。
最近では〝マコなり社長〟がイケてます。
僕のブログなんかよりもマコなり社長の動画を見たほうが良いです。
とりあえずマコなり社長のおススメ本は全部読みたいです。
先入観を持たずに読む
人は自分の都合のいいように物事を解釈しがちです。
何かを調べる時に自分の考えを支持する情報ばかりを集めて、反証を軽視したり集めようとしない傾向。
これを心理学では〝確証バイアス〟と言うそうです。
大企業に就職=安定という確証バイアスを持つ人は、その理由を肯定する情報ばかりを集めます。
掃除機はダイソンが1番!という確証バイアスを持つ人は、アマゾンのレビューを見ても良いレビューだけをピックアップして、ネガティブな意見は軽視します。
本を読む時も確証バイアスつまり、先入観をもって読んでしまうと、自分の価値観や考え方を肯定する意見ばかりが目に入ってきて、偏った判断しかできなくなります。
なので素直な気持ちで先入観を外してニュートラルに読む事がバランスの良い判断につながります。
自分の意見とは反対に思える本もあえて読んでみる事で新たな気付きがあるかもしれません。
そして、確証バイアスについては初めて知りましたが、とても興味深いです。心理学って面白いですね、、
まとめ
一年前の新聞を読んで、今でも役立つものが〝知識〟ほとんど役に立たないものが〝情報〟であり、本で得られるものは〝情報〟を分析、解釈した〝知識〟です。
3年前のビジネス書を読んでも役に立つように、知識は時間により劣化しにくいのです。
読書によって〝知識〟を増やし、アウトプットによって〝知恵〟を増やす。
ネットやテレビで得られるたくさんの〝情報〟は本当に必要なものなのか?を考えてみればほとんど要らないと気づくはずです。
情報は必要な時に必要な分だけ集めて、いらない情報は捨てる、見ない。
よけいな情報をインプットしない事で脳のリソースを確保する!
事が重要です。
そしてこの本に書いてあるように、情報通ではなく知識人を目指すぞ!
と思いました。
おわり。