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オーナーシェフの河瀬です。

ペペロンチーノは男の夢

男の料理といえば何か?

 

もちろんペペロンチーノです。

 

 

にんにくをガッツリ、トウガラシをバッチリ効かせた男の料理ペペロンチーノ。

 

正式名称〝アーリオオーリオ・エ・ペペロンチーノ〟

 

アーリオはにんにく、

オーリオはオリーブオイル、

ペペロンチーノはトウガラシ

 

にんにくとオリーブオイルとトウガラシだけの超シンプルパスタ。

 

普通イタリアのレストランのメニューに並ぶ事はないらしいですが、最近では日本人が好んで食べるのでメニューに入れる所もあると、落合シェフが言ってました。(ぶっちゃけペペロンチーノは原価が安いので利益率が高いのも理由らしいです笑)

 

 

しかしこのペペロンチーノ、シンプルであるが故に非常に作るのが難しい。

 

パスタ作りの基本が全て詰まってもいます。

 

  • オリーブオイルにニンニクの香りをゆっくり移す
  • トウガラシとパセリを加える
  • 茹で汁を加える
  • 茹で上がったパスタを手早くあえて仕上げる

 

手順はこれだけ。しかし一つでも手を抜けば美味しいペペロンチーノは作れない。

 

失敗例としては、

 

  • ニンニクが焦げてしまい(もしくは火が入っていない)旨味がない、苦い。

 

  • 茹で汁の塩が適量でなく、味がボンヤリしてしまう。

 

  • オイルの量が多すぎてベターっとした仕上がりになる。焼きそばみたいな感じ。

 

  • 逆に水分が多すぎてシャバシャバ。ソースがパスタに絡まない。

 

  • 仕上げに時間をかけすぎて麺が伸びてしまう。

 

などがあります。

 

ニンニクは弱火でゆっくりと香りを出す。絶対に焦がさない。

茹で汁には1%〜1.2%の塩を入れる。これはパスタに下味をつけるためです。この塩が薄いとどんなに美味しいソースと絡めても味がボヤーッとした感じになります。下味は料理において超重要!!

特にペペロンチーノは味つけが塩とコショウのみなので余計に茹で汁の塩は大切です。誤魔化しが効きません。

 

 

そして皆んな大好きの乳化(にゅうか)

 

ユーチューブでペペロンチーノの動画を見ると大抵、乳化の話でコメントが荒れてます笑

 

しかし乳化は超大切。

 

乳化とはつまり、水分と油分が混ざり合ってトロッとする事です。

分離しているドレッシングをシャカシャカ振ると混ざり合って、トロッとしますよね?

 

あれが乳化です。

 

パスタの場合はフライパンを振ったり、中身を混ぜたりする事で、油分と水分を乳化させます。

 

特にフライパンを振る事で乳化させやすくなります。

僕はフライパンを振った時のかえり具合で水分と油分のバランスを感じています。

 

ベターっととしていれば、油分が多すぎるという事なので水分を、

 

サラサラであれば水分が多すぎるという事なので油分を足すか、少し煮詰めて水分を飛ばします。

 

この調節を手早くやって仕上げます。モタモタしていればパスタが伸びてしまいます!

 

こうして油分と水分が仲良く混ざり合って乳化したら手早く皿に盛り付けてサッサと食う!!

 

時間が経つと水分が蒸発してベタッとしてしまいます!

 

ペペロンチーノは出来立てをサッサと食べましょう!!

 

このペペロンチーノをマスターすれば、あとは派生させるだけで無数のパスタが作れます。

 

アサリを入れてボンゴレにしたり

ベーコンを加えてみたり

好きな野菜を入れたり

 

とにかく何でもいけます!

個人的に1番おすすめはブロッコリーを入れたペペロンチーノですね!最高に美味いです。

 

 

ニンニクの量や辛さなどは、好みがあるので自分で作るのが1番!

 

男ならペペロンチーノくらいサッと作れなければなりません!

 

男の料理教室でペペロンチーノを作ろう!!