7円をケチる
お店をやるのはお金がかかります。
食材、飲み物はもちろん、電気や水、通信費まで全てにお金が発生しています。
ウチのスタッフの直樹と、〝大人のための夏祭り〟で出す〝カシスオレンジかき氷〟の試作をやっていた時の話ですが、
直樹がかき氷の試作で使った、透明のプラスチックのカップを捨てずに洗い〝明日の試作の時もう一回使います!もったいないんで!〟
と言ったのです。
このプラスチックのカップは1つ7円程度で一般的に見れば大した価格ではありません。
しかしこの7円をケチる考え方はとても重要だと思います。
なぜ直樹が7円をケチる事が出来たのか?といえば、
このカップにお金が発生している事を意識出来たから。です
なぜ意識する事が出来たのか?というと
カップのお金が無駄になれば売り上げに関わるからです。
今回のかき氷の売り上げは全て直樹の給料となります。
つまり、
カップを無駄にする
↓
7円がムダになる
↓
給料が7円減る!!
という考えに至ったために、カップを洗ってもう一度使う。という結論となった訳です。
普通にアルバイト(時給でアルバイト)していた場合にはこの考えにはなかなか至りません。
僕もアルバイト時代、店長に〝全部がお金やから無駄にしたらあかん!〟とよく言われていたのですが、なかなかピンと来ませんでした。
今は痛いほどこの言葉が分かります。
直樹の考え方は既に経営者です。
自分でかき氷屋を経営しているのです。
27日の〝大人のための夏祭り〟非常にたのしみです。